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特定非営利活動法人消費者支援機構関西(以下「当団体」といいます。)は、新新薬品工業株式会社(以下「同社」といいます。)に対し、同社が提供する清涼飲料水「リパソールAT」の商品包装、容器における表示(以下「表示」といいます。)に関して、不当景品類及び不当表示防止法上、疑義を感じる記載があったことから、お問合せを行いました。同社は当団体のお問合せに対し真摯に対応され、改善を行うことを表明されましたのでここに報告します。
≪お問合せで取り上げた表示・広告≫
・「リパソールAT」の商品包装の外箱及び容器ラベルにおける、「飲む前にのむ、毎日の健康に」という表示
消費者から見ると、これらの各表示は、アルコール飲料、すなわち「お酒」を飲む前に本商品を飲むことを推奨する趣旨に出たもの、という印象を受けると考えられることから、当団体は同社に対して、見解を尋ねました。
≪改善点の概要≫
・新新薬品工業株式会社は、リパソールATの表示において「飲む前にのむ」の文言を削除することを表明されました。
≪経過≫
当団体は、2024年3月28日、同社が提供する「リパソールAT」の表示にについて質問事項を含んだ、お問合せを行いました。その後、経緯の詳細は、下記のとおりです。
同社は、当団体の「お問合せ」活動における指摘を受け、当該商品の表示を改善することを表明されました。こうした事情に鑑み、当団体は、同社の表示に対する不当景品類及び不当表示防止法に基づく差止請求を、現時点では見合わせることとし、2024年6月をもって、同社に対する「お問合せ」活動を一旦終了することにしました。
(1)2024年3月28日
当団体は同社に対し、表示に関して質問を伴う、お問合せを行いました。
(2)2024年4月25日
同社より、当該商品の商品包装、容器の表示において、「飲む前にのむ」の文言を削除する旨の回答書を受領しました。
(3)2024年6月27日
当団体は、同社に対して、「ご連絡(「お問合せ」活動終了通知)」を送付しました。