KC’sは消費者被害の回復ができる特定適格消費者団体をめざします。
KC’s 2012年度通常総会&記念シンポジウム「新しい消費者被害救済制度とKC’sの役割」を110人の参加者で開催しました。
2012.06.30(No.10000243)

2012年6月30日(土)13:30~17:00に2012年度通常総会&記念シンポジウムをエルおおさか708会議室で開催しました。
○2012年度通常総会
 総会では、KC'sの西島秀向事務局長が、2011年度事業報告(第1号議案)、決算報告(第2号議案)、役員選任(第3号議案)とNPO法改定にともなう定款変更(第4号議案)について提案を行いました。提案に続いて、2012年度事業計画・活動予算書について報告しました。西島事務局長は「2012年度は、集団的消費者被害回復に係る訴訟制度が制定され、その施行に向けての対応を準備する年です。全国の他の9つの適格消費者団体とともに消費者にとって使いやすい制度となるよう提言を行うとともに制度が十分に機能するよう周知徹底を進めます。新制度にむけて特定適格消費者団体の認定申請の準備と組織体制の検討を行うことを報告しました。
 また、「差止請求事業」は関西圏を中心に一層活発に行うとともに、『公正な市場づくり』を願う消費者・事業者・行政のネットワークを強め“広く消費者とつながる”活動を進めます。そのためにも消費者団体との連携をより強めていきます。」と今年度の活動方針を報告しました。
 役員については大西憲慈、坂本茂さんが理事を退任され、島川勝さん、横山治生さん、三宅康平さんが新らたに理事に就任されました。

≪採決結果≫  出席表決権数139票/表決権総数174票
第1号議案 2011年度事業報告承認の件 賛成多数で可決
第2号議案 2011年度決算承認の件 賛成多数で可決
第3号議案 役員選任の件      賛成多数で可決
第4号議案 定款変更の件 出席表決権数の2/3以上の賛成多数で可決

○総会記念シンポジウム
 記念シンポジウムでは、集団的消費者被害回復に係る訴訟制度が国会に提案されようとしています。この制度ができたら具体的に消費者や事業者をめぐる環境はどう変わっていくのか?について論議しました。
 KC’s検討委員長の五條操弁護士が2011年度の差止請求事業のまとめを報告しました。
 シンポジウムのメインテーマである「集団的消費者被害回復に係る訴訟制度」の概要を二之宮義人KC’s常任理事に説明いただいたあと、「(株)セレマ差止訴訟」を京都消費者契約ネットワーク事務局長の長野浩三弁護士に報告いただきました。
 後半のパネルディスカッションは、パネリストに事業者として坊農昌弘氏(高見㈱常務取締役管理本部長)、消費者として検討委員の大橋明美さん、それにKC’s検討委員長の五條操弁護士、KC’s常任理事の二之宮義人弁護士が加わり、コーディネーターを弁護士の長野浩三さんにやっていただきました。
 パネルディスカッションでは、「濫訴になるのか」「事業者としての新制度にむけた対応」「新訴訟制度導入で消費者はどのように救済されるか」「対象とされる具体的事例」「消費者の期待」「KC’sに期待すること」などについて白熱した議論が繰り広げられました。二之宮常任理事は消費者庁ならこう答えるのではないかと言うことを含めて説明いただきました。
 会場からの質疑応答の後、それぞれ制度が有効活用できるよう活動していくことを確認し、シンポジウムを終了しました。